フルミスト(経鼻インフルエンザワクチン)について


1回の接種で済む、痛くないインフルエンザのワクチンです。

効果は注射ワクチンと同等で、持続期間は長いと言われています。
痛みが怖くて一般の接種ができない方、受験生などには特にすすめられます。
一方で、診察だけでも泣いてしまうようなお子さんは注射タイプのワクチンの方が確実です。

<メリット>
 1。痛くない
 2。長く効果が続く
 3。来院回数が1回で済む

<デメリット>
 1。鼻水や鼻づまり、カゼのような症状が出ることがある
 2。ワクチンの価格が高い


《特徴・注意事項》

海外では20年以上の使用実績があり、昨年日本でも認可されました。

両方の鼻腔に1回ずつ少量のお薬を噴霧します。噴霧の刺激はほとんど感じられません。

鼻炎症状が出ている方には使いにくいです。
また、診察でも大泣きしてしまう方も鼻水でワクチンがうまく入らず、効果が得られないことが考えられます。
この様な方々は注射の不活化ワクチンをおすすめします。

その年の流行株にもよりますが、1回の接種で注射の不活化インフルエンザワクチンと同等の効果があります。

弱毒化したウイルスを鼻から入れることで、鼻腔粘膜の免疫も誘導することができます。そのため重症化予防だけでなく感染自体を防御する効果も期待できます。

効果の持続期間は不活化ワクチンより長く続きます。季節外れのインフルエンザにも効果が期待できます。

生ワクチンであるため接種後数日で軽くカゼのような症状が出ることがあります。点鼻のため特に鼻汁、鼻閉が出やすいです。

ワクチン接種から4週間くらいはインフルエンザの抗原検査で陽性が出る場合があります。

ゼラチンを使用しているため、ゼラチンアレルギーの方は使用できません。

内服、注射のステロイド、免疫抑制剤の使用中または中止後間もない方は接種できません。

妊娠中、または妊娠の可能性のある方(接種前1ヶ月間避妊していない方)は接種できません。
接種後2ヶ月間は妊娠しないよう注意してください。

接種後1~2週間は乳児や重度の免疫不全の方との接触を控えてください。

下の「経鼻弱毒生インフルエンザワクチン(フルミスト点鼻液)の接種をご希望の方へ」をよく読み、接種を希望される方は、お電話でご予約ください。予約開始は9/16です。
お取り置きしておきますので、接種当日に順番予約のうえ診察終了30分前までにご来院ください。
数には限りがあります。
お申込み後のキャンセルはできません。暴れてしまって出来なかったような場合でも接種費用はお支払いいただきます。

ワクチンの内容に関するお問い合わせはお電話では出来ません。ご来院の上ご相談くださいますようお願いします。


◯対象年齢 2歳以上19歳未満

◯接種回数 1回/年

◯接種期間 10〜11月

◯接種費用 8500円(税込)

◯持ち物    母子手帳